2026年7月27日
エコキュートの温度設定で電気代を安く!季節や人数に合わせた目安

エコキュートの温度設定を季節や家族の使い方に合わせて見直せば、毎月の電気代をしっかり安く抑えられます。
熱すぎるお湯を作ってから冷たい水で薄めるような間違った使い方をやめるだけで、機械が熱を作るための無駄な電気を減らせるからです。
たとえば、関西エリアの夏場に、6歳と3歳のお子さんがいる4人家族でお風呂に入る場面を想像してみてください。水がもともと温かい季節に、タンクの設定温度を冬と同じままにしておくと、使わなかったお湯の熱がそのまま無駄になります。設定を下げる少しの工夫をするだけで、毎日のお風呂にかかる電気代が目に見えて安くなるケースがよく起こります。
この記事では、電気代を無駄にしないための正しい温度の目安を詳しく解説します。今日からリモコンの設定を変えて、家計を助ける賢い使い方を始めてみましょう。
エコキュートの温度設定を見直すだけで毎月の電気代が下がる理由
リモコンの温度設定を変える少しの行動が、毎月支払う電気代を安く抑えるための一番の近道になります。
なぜなら、機械がお湯を作るときに使うエネルギーの量を、設定の数字ひとつで確実に減らせるからです。
たとえば、必要以上に熱いお湯を毎日作っていると、その熱を生み出すための電気がまるごと無駄になってしまいます。車に乗るとき、近所のスーパーへ行くのにアクセルを全開にして走ると、ガソリンがどんどん減ってしまいますよね。エコキュートも同じで、家族が使う分だけのちょうどいい熱さを作るように指示を出せば、余計なパワーを使わずに済みます。
今月の電気代が高いと悩んでいるなら、まずは家のリモコン画面をチェックして、設定がいくつになっているのかを確認してみましょう。
エコキュートの基本!タンクの沸き上げと蛇口の温度設定は別々に考えよう
エコキュートをかしこく使うには、「タンクの温度」と「蛇口の温度」の2つを分けて考える必要があります。
この2つはまったく違う役割を持っており、両方の数字を正しく合わせないと、電気の無駄遣いが起きてしまうからです。
初めて機械を使う人は、両方を同じ温度にしてしまう間違いをよく起こします。機械の仕組みを正しく知っている家と知らない家では、同じようにお風呂に入っていても毎月の支払いに大きな差が生まれてしまうわけです。
次の3つのポイントを読んで、2つの違いをしっかり理解しておくようにしてください。
お湯をためる「タンク」の温度設定が持つ役割
「タンクの温度(沸き上げ温度)」は、夜中のうちに機械の大きな筒の中でお湯を何度まで熱くするかを決める数字です。
エコキュートは、夜に作った熱いお湯と、水道の冷たい水を機械の中で混ぜて、ちょうどいい温かさにしてからお風呂へ送る仕組みになっているからです。
リモコンでタンクの温度を「高め(約80度など)」に設定すると、少しの熱いお湯にたっぷりの水を混ぜて使えるため、結果的にお風呂へ送るお湯の全体量が増えます。カルピスの原液を濃く作っておけば、水で割って家族みんなでたくさんの量を飲めるのと同じ理屈ですね。こうしておけば、途中で水になるトラブルを防げます。
家族でお風呂に入る人数が多い場合は、このタンクの温度を少し高めに設定しておくのが安心です。
お風呂や台所で使う「蛇口」の温度設定の仕組み
「蛇口の温度(給湯温度)」は、シャワーや台所から出てくるお湯の熱さを直接決める数字です。
タンクで作った熱すぎるお湯をそのまま出すと火傷をしてしまうため、人間が触れるちょうどいい温度に調節して出す役割があるからです。
人間が触ってちょうどいいと感じる温度は、だいたい40度から42度くらいと言われています。リモコンの「給湯温度」を40度に設定しておけば、機械が勝手にタンクの熱いお湯と冷たい水を混ぜて、ぴったり40度にしてからシャワーへ出してくれます。いちいち人間が水とお湯の蛇口をひねって調整する手間が省けるわけです。
普段シャワーを浴びるときに快適だと感じる数字に、この蛇口の温度を合わせておくようにしてください。
熱いお湯を作って水で薄める使い方は電気の無駄遣いになる
蛇口の温度を60度のような高い数字にして、お風呂場で水を足して薄める使い方は絶対にやめましょう。
蛇口からわざわざ熱いお湯を出すために、機械が余計なエネルギーを使ってしまうからです。
以下の表を見ると、使い方の違いがよくわかります。
| 使い方の種類 | 機械の動き | 電気の無駄 |
|---|---|---|
| 蛇口を60度にして水で薄める | 熱いまま出すためにパワーを使う | 電気代が高くなる |
| 蛇口を40度にしてそのまま使う | 機械の中で水を混ぜてから出す | 電気代が安く済む |
お鍋でお湯を沸かすとき、強火でぐつぐつ沸騰させてから水を入れるよりも、最初から中火でちょうどいい温かさにするほうがガス代はかかりませんよね。エコキュートもまったく同じです。
蛇口から出す温度は、水で薄めなくてもそのまま触れる「40度前後」に設定して、機械を休ませてあげる工夫をしましょう。
季節に合わせてエコキュートの温度設定を変える賢い節約術
季節ごとの気温に合わせてタンクの設定温度を変えると、電気代を賢く抑えられます。
夏と冬では、水道管を通ってくる水の冷たさや、家族がお風呂で使うお湯の量がまったく違うからです。
たとえば、冬の冷たい水を熱く沸かすにはたくさんのパワーが要りますが、夏の生ぬるい水なら少しのパワーで沸きます。一年中ずっと同じ設定のまま放置していると、お湯が余りやすい夏に余計なエネルギーを使いすぎてしまいます。
季節が変わるタイミングでリモコンのボタンを操作し、季節に合った無駄のない設定へ切り替える習慣をつけましょう。
お湯をたくさん使う冬の温度設定と注意すべきポイント
寒い冬の間は、タンクのお湯を沸かす量を「多め」や「高め」の設定にしておくのが安心です。
冬はお風呂のお湯がすぐに冷めてしまい、温まり直すためにシャワーを浴びる時間も長くなるため、途中でタンクのお湯が空っぽになりやすいからです。
凍えるような寒い日の夜、お風呂に入っている途中で急に冷たい水しか出なくなったら、風邪をひいてしまいますよね。冬は機械への負担も大きくなるため、最初から多めにお湯を作るよう指示を出しておけば、家族全員が最後まで温かいお風呂を楽しめます。
朝晩の冷え込みを感じる季節になったら、早めに家のリモコンを確認し、冬用のたっぷり沸かすモードへ変更しておきましょう。
水温が高くなる夏は思い切って設定温度を下げる
反対に、暑い夏の時期は、タンクのお湯を作る量を「少なめ」や「省エネモード」に下げるのが正解です。
水道水がもともと温かく、お風呂に浸からずにシャワーだけで済ます日も増えるため、熱いお湯をたくさん用意する必要がないからです。
夏は冬の半分くらいしかお湯を使わない家がほとんどと言われています。それなのに冬と同じ設定にしておくと、使わなかったお湯がタンクの中に残り、そのお湯の熱が少しずつ逃げていくため、お金をそのまま捨てているのと同じ状態になります。
半袖を着るような暑さを感じ始めたら、忘れずに夏用のひかえめな温度設定に切り替えてください。
エコキュートの温度設定はどう決める?家族の人数に合わせた目安
お湯が途中で足りなくなる失敗を防ぐには、一緒に暮らす家族の人数に合わせて設定の目安を決める行動が欠かせません。
一人がシャワーを浴びたりお風呂に入ったりする量はだいたい決まっており、人数が増えればその分だけお湯の減りが早くなるからです。
以下の表のように、人数に合わせて一番合う設定が変わってきます。
| 一緒に暮らす人数 | お湯を使う量の目安 | リモコンのおすすめ設定 |
|---|---|---|
| 1人〜2人 | 少ない | 「少なめ」または「おまかせ(小)」 |
| 3人〜4人 | 普通 | 「標準」または「おまかせ(中)」 |
| 5人以上 | 多い | 「多め」または「たっぷり」 |
同じ4人家族でも、子どもがまだ小さいうちはお湯をあまり使いません。しかし、子どもが成長して泥んこになって遊び、帰宅後に長い時間シャワーを浴びるようになると、急にお湯が足りなくなるケースがよく起きます。生活のリズムが変わると、使うお湯の量も大きく変わるわけですね。
家族の人数が変わったり、ライフスタイルに変化があったりしたときは、今の暮らしに合った設定へこまめに見直しを行いましょう。
お湯が足りない!エコキュートの温度設定で起きるトラブルと解決策
温度設定を間違えてしまうと、お風呂に入っている途中でお湯が出なくなるという大きなトラブルが起きます。
機械は設定された数字の分しかお湯を作らないため、計算以上に使ってしまうとタンクが空っぽになるからです。
夜の8時にお風呂に入ろうとしたら、リモコンの画面に「残湯なし」というマークが点滅していて焦った経験を持つ人はたくさんいます。一度お湯が空っぽになると、もう一度沸かすまでに何時間も待たなければならず、その日の夜にお風呂に入れなくなってしまいます。頭にシャンプーの泡がついたまま水しか出なくなったら、パニックになってしまいますよね。
もしもお湯が足りないと感じる日が増えてきたら、慌てずにタンクの設定を一段階「高め」に引き上げる作業を行ってください。
昼間に高い電気代でお湯を作り直す失敗を防ぐには
お湯が足りなくなって昼間に沸かし直す行動は、家計にとって大きなマイナスになります。
エコキュートは深夜の安い電気を使ってお湯を作る機械であり、昼間の電気代は夜中に比べて何倍も高く設定されているプランが多いからです。
足りないからと昼間に何度も「沸き上げ」のボタンを押してお湯を作ると、夜中にまとめて作るよりも高いお金を払う羽目になります。せっかく電気代を安くするための機械を買ったのに、使い方を間違えるとお金がどんどん減っていくわけです。
リモコンの画面を見て、お湯の残りが少ししかないと気づいたら、昼間にお湯を作るのは我慢して、電気代が安い夜になるまでシャワーを控えるなどの工夫を家族で話し合ってみましょう。
まとめ:エコキュートの正しい温度設定で無駄な電気代をカットしよう
毎月の光熱費が高いと悩んでいるなら、エコキュートの温度設定を見直すことがお金を節約するための一番の近道になります。
タンクの温度を季節や人数に合わせて変え、蛇口から出す温度を40度前後にするだけで、機械が使うエネルギーを最小限に抑えられるからです。
買った時の設定のまま何年も放置せず、夏は低め、冬は高めとこまめに切り替えるだけで、一年後には家族で美味しい食事に行けるほどのお金が浮くはずです。設定の変更はリモコンのボタンを数回押すだけで終わる簡単な作業であり、特別な道具や難しい知識はまったく必要ありません。無駄な働きを減らしてあげれば、機械そのものの寿命を延ばすことにもつながります。
お湯を無駄なく使って家計を助けるために、さっそく今日の夜から家のリモコン画面をチェックして、正しい設定に直す行動を始めてみましょう。






























