2026年6月24日
エコキュートの給湯温度は50度がおすすめ!電気代を節約する使い方

エコキュートの給湯温度は50度に設定するほうが、毎月の電気代の節約につながります。
なぜなら、タンクの中にある熱いお湯に、冷たい水道水をしっかり混ぜて使うことで、お湯の減りが遅くなり、余計な沸かし直しを防げるからです。
たとえば、40度の設定のまま使うと、タンクのお湯があっという間になくなってしまいます。しかし、50度に設定して水と混ぜながらちょうどいい温度にすれば、タンクから使うお湯の量をぐっと減らせます。最近は電気の料金も高くなっているため、少しでもお湯にかかるお金を減らす工夫が求められています。
機械の仕組みを正しく知って、無駄なお金を減らしながら毎日のお風呂を快適に楽しみましょう。ここからは、具体的な仕組みや設定のコツをくわしく解説します。
エコキュートの給湯温度を50度にすると電気代はどうなる?
リモコンの温度設定を高くすると、「電気をたくさん使うからお金がかかるのでは?」と心配になるかもしれません。自転車のペダルを重くすると足が疲れてしまうように、温度を上げると機械が無理をして電気を余計に使うと勘違いされがちです。しかし結論からお伝えすると、給湯温度を50度や60度に設定したほうが、結果的に電気代は安く抑えられます。
なぜかというと、タンクの中にあるお湯の減るスピードが遅くなり、昼間の高い電気料金を使ってお湯を「沸かし直し」するのを防げるからです。
エコキュートは、温度を上げたからといって、その瞬間に機械がフルパワーで熱を作っているわけではありません。タンクの中にすでにためてある熱いお湯を、設定した温度になるように水と混ぜて出しているだけです。
そのため、設定を40度から50度に変えても、お湯を出す瞬間の電気代が跳ね上がるわけではありません。むしろタンクのお湯を長く使えるため、毎月の節約につながるのです。家族みんながたっぷりお湯を使っても安心できる、家計を助けるためのかしこい工夫と言えますね。
50度設定で電気代が安くなる仕組みをわかりやすく解説
では、なぜ設定温度を上げるとお湯が長持ちするのでしょうか。その理由を知るためには、エコキュートがお湯を出す仕組みを理解する必要があります。
ここでは、熱いお湯と水がどのように混ざっているのかを、やさしい言葉で解説します。中身の仕組みを知れば、今日からすぐに設定を変えたくなるはずです。
タンクの熱いお湯と水を混ぜて温度を調整する
エコキュートの大きなタンクの中には、みんなが寝ている夜の間に作ったかなり熱いお湯(60度から90度くらい)がたっぷりためられています。私たちがシャワーや台所でお湯を使うとき、この熱いお湯をそのまま直接使っているわけではありません。
タンクの熱いお湯に、冷たい水道水をちょうどいい割合で混ぜてから、蛇口へ送っています。
どのような割合で混ぜるのかを、台所やお風呂場にあるリモコンの設定温度が決めています。リモコンで「50度」に設定すれば、機械が自動的に熱いお湯と水を混ぜて50度にしてから、お風呂場や台所まで届けてくれる仕組みです。大きなポットに入った熱いお茶を、お水で薄めて飲みやすい温度にするのと同じイメージですね。
熱いお湯を少しずつ使うほうが長くお湯を使える
50度に設定して蛇口からお湯を出すと、直接触るには少し熱すぎます。そのため、実際にお風呂でシャワーを浴びるときは、お風呂場にある蛇口(水栓)をひねって、さらに冷たい水を混ぜて40度くらいにして使います。
ここで注目したいポイントは、タンクの中から減る「熱いお湯の量」です。熱い50度のお湯をベースにして、そこにたくさんの水を混ぜて40度を作るため、大元のタンクから取り出す熱いお湯はほんの少しの量で済みます。
高い温度(50度)に設定した場合は、水をたくさん混ぜるためタンクのお湯が減りにくいです。反対に、低い温度(40度)に設定した場合は、水をあまり混ぜないためタンクのお湯がどんどん減ってしまいます。
つまり、給湯温度を50度にしておき、手元で水と混ぜて使うほうが、タンクのお湯が長持ちするというわけです。
40度設定と50度設定を比較!お湯の減り方のちがい
設定温度のちがいで、どれくらいお湯の減り方が変わるのかを比べてみましょう。タンクの中にあるお湯の量がまったく同じでも、リモコンの設定ひとつで、お湯を使える時間が大きく変わってきます。
ここで、40度に設定した場合と50度に設定した場合のちがいを表にまとめました。
| リモコンの設定 | 水と混ぜる量 | タンクの熱いお湯の減り方 | 途中の沸かし直し |
|---|---|---|---|
| 40度 | ほとんど混ぜない | すぐに減る(早い) | 起きやすい |
| 50度 | たっぷり混ぜる | ゆっくり減る(遅い) | 起きにくい |
なぜこのようなちがいが出るのか、くわしい理由を順番にお話しします。
40度設定だとタンクのお湯がすぐになくなる理由
もしリモコンの設定を「40度」にして、お風呂場でも同じ40度のお湯を出したとします。この場合、お風呂場に届くまでに、タンクにある熱いお湯へ冷たい水をほとんど混ぜないまま出すことになります。
そのため、シャワーや台所でお湯を使えば使うほど、タンクの中の熱いお湯がそのままダイレクトに減っていきます。たとえば、濃いジュースの原液を水で薄めずにそのまま飲むと、あっという間にビンが空っぽになってしまうのと同じ理屈です。
せっかく夜の間にたっぷり作ったはずのお湯が、夕方や夜のお風呂の途中で底をついてしまう恐れがあります。とくに冬の寒い日は、洗い物やお風呂でお湯をたくさん使うため、あっという間にお湯切れを起こしてしまいます。
途中で沸かし直すとお金が余計にかかってしまう
もしタンクのお湯が空っぽになると、家族が次のお風呂に入れなくなってしまいますよね。そのため機械は、足りなくなったお湯をあわてて新しく作り直そうと働き始めます。
ここで気をつけたいのが、お昼や夕方に作り直すときの「電気の料金」です。夜の電気代は安く設定されているプランが多いですが、昼間の電気代は少し割高になっています。高い昼間の電気を使って一からお湯を沸かし直すのは、スーパーのタイムセールが終わったあとに、高い値段で買い物をするようなものです。毎月の電気代が一気に跳ね上がってしまう原因になります。
最初から50度に設定しておけば、お湯切れのトラブルを防ぎ、高いお昼の沸かし直しを減らせるため、家計の節約に直結します。無理なくお金を浮かせるための、誰にでもできる賢い設定方法ですね。
電気代だけじゃない!50度設定にするとシャワーの勢いも強くなる
電気代が安くなること以外にも、50度設定には嬉しいメリットが隠されています。それは、毎日のシャワーの勢いが強くなり、お風呂の時間がもっと快適に変わることです。
エコキュートは大きなタンクにお湯をためるという仕組みの都合上、ガス給湯器と比べると「シャワーの水圧が弱い」と感じる人が多いはずです。とくに2階にお風呂があるお家などは、勢いが物足りないと感じるケースがあります。シャワーの勢いが弱いと、髪の毛の泡を洗い流すのに時間がかかってしまい、ストレスを感じる原因になります。
しかし、リモコンを50度や60度の高めに設定して、お風呂場の蛇口で冷たい水道水をたくさん混ぜて40度を作ってみてください。お家に届く冷たい水道水は、もともとの勢い(水圧)が十分に強いため、お湯と水が合わさったときにシャワー全体の勢いが増すのです。
「シャワーの勢いが足りなくて、しっかり洗った気がしない」と悩んでいるご家庭こそ、リモコンの温度を少し高めに設定してみる価値があります。電気代の無駄を省きながら、シャワーの勢いまで強くできるため、まさに一石二鳥の賢い使い方と言えるはずです。もしそれでも勢いが足りない場合は、シャワーの穴が細かい「低水圧用のシャワーヘッド」に交換すると、さらに勢いが強くなって快適に過ごせます。
エコキュートの設定温度を変えるときに気をつけたいポイント
ここまで良いことばかりをお伝えしてきましたが、温度を高く設定するときには、安全のために守るべきルールがあります。
毎日使うお湯だからこそ、ケガやトラブルを防ぐための正しい知識を持っておきましょう。気をつけるべきポイントを2つ紹介します。
やけどを防ぐために水としっかり混ぜて使う
リモコンの設定を50度にしていると、蛇口をひねったときに、そのまま50度の熱いお湯が出てきます。50度は大人が手で触っても「熱い!」と感じる温度です。そのままの温度でシャワーを浴びたり、手や顔を洗ったりすると、やけどをしてしまう危険があります。
そのため、お湯を使うときは必ずお風呂場や台所の蛇口(水栓)で、冷たい水を混ぜて温度を調整してください。いきなりお湯のレバーだけをひねるのではなく、真ん中くらいの温度から少しずつ温かくしていくのが安全な使い方です。
小さなお子様やご高齢のご家族がいる場合は、とくに注意が必要です。間違って熱いお湯を出してしまわないように、家族みんなで「お湯を出すときは必ず水と混ぜて使う」というルールを決めておくと安心ですね。台所の洗い物をするときも、ゴム手袋をしてちょうどいいぬるま湯に調整してから洗い始めましょう。
お風呂にためる温度は40度前後のままで問題ない
エコキュートのリモコンには、蛇口から出るお湯の温度を決める「給湯温度」のほかに、お風呂の湯船にはる温度を決める「ふろ温度」という設定があります。
今回、50度に設定して節約になるのは、あくまでシャワーや台所で使う「給湯温度」のお話です。湯船にはる「ふろ温度」まで50度に高くする必要はありません。
お風呂にためるお湯は、機械が自動でちょうどいい温度に調整してから浴槽に送ってくれる仕組みになっています。そのため、湯船の温度は自分が入りやすい40度から42度くらいに設定したままで大丈夫です。
「給湯温度」は50度、「ふろ温度」は40度というように、二つの設定を分けて考えるのが失敗しないコツです。説明書を見ながら、それぞれの数字が正しく設定されているか確認してみましょう。季節に合わせて、夏は少しぬるめに、冬は少し熱めにするなど、心地よい温度を探してみてください。
まとめ:給湯温度を50度に設定してエコキュートの電気代を節約しよう
この記事では、エコキュートの設定温度を変えるだけで電気代が安くなる理由と、正しい使い方をくわしく解説しました。リモコンの給湯温度を50度に設定すると、タンクの中にある熱いお湯に冷たい水道水をたくさん混ぜて使うことになります。その結果、タンクのお湯が減るスピードがゆっくりになり、昼間の高い電気代を使った余計な沸かし直しを防げます。お湯の量を気にせず家族みんなが安心して使えるため、家計を助けるための賢い選択と言えますね。
また、水道水をたっぷり混ぜることでシャワーの勢いが強くなるという、毎日の生活が快適になる嬉しいおまけもついてきます。ただし、蛇口から出てくるお湯は直接触るとやけどをする危険があるため、必ずお風呂場や台所で水としっかり混ぜて、ちょうどいい温度に調整してから使うように心がけてください。
設定を少し変えるだけで、お湯切れの心配がなくなり、毎月の生活費の負担も軽くできます。今日からさっそく、ご自宅のリモコンの給湯温度を確認して、かしこくお金を浮かせる新しい使い方を始めてみてください。お家の機械を上手にコントロールして、毎日のお風呂をもっと楽しく、もっと快適な時間に変えていきましょう。






























