2025年3月23日
給湯省エネ2025事業とは?東北地方でエコキュートを設置するメリットや利用できるほかの補助金制度も解説

給湯省エネ2025事業は、他のエコキュートに関する補助金制度に比べて条件が比較的緩いので、利用しやすいです。
また、東北地方はエコキュートに関する補助金制度が多い傾向があるので、給湯省エネ2025事業との併用を検討しましょう。
そこで今回は、給湯省エネ2025事業の概要や、利用できる他の補助金制度などを解説します。
なお、本記事は2025年3月上旬時点での情報を基に作成しており、最新の情報と異なる場合があります。
給湯省エネ2025事業とは?
給湯省エネ2025事業とは、一定以上の性能を持つ給湯器を設置する場合に補助金を貰える制度です。
2024年11月22日から遅くとも2025年12月31日までに設置されたエコキュートやハイブリッド給湯器、エネファームに対して次の補助金が貰えます。
基本額 | 補助上限 | |
---|---|---|
エコキュート | 6万円/台 | 戸建住宅:2台まで 共同住宅等:1台まで |
ハイブリッド給湯機 | 8万円/台 | |
エネファーム | 16万円/台 |
さらに、給湯器ごとに定められた加算要件を満たせば、次の性能加算額が追加されます。
加算要件 | 補助額(加算額) | |
---|---|---|
エコキュート | A | 4万円/台(両方満たすと7万円/台) |
B | 6万円/台(両方満たすと7万円/台) | |
ハイブリッド給湯機 | A | 5万円/台(両方満たすと7万円/台) |
B | 5万円/台(両方満たすと7万円/台) | |
エネファーム | C | 4万円/台 |
また、給湯器を設置する際に電気蓄熱暖房機を撤去したら1台につき8万円、電気温水器を撤去したら1台につき4万円が貰えます。
つまり、加算要件を両方満たしたエコキュートを設置した場合13万円、電気温水器を撤去していたら最大17万円貰うことが可能です。
予算が尽きたら終了する補助金制度なので、気になる方は早めにチェックしましょう。
給湯省エネ2025事業を利用するメリット
給湯省エネ2025事業を利用するメリットは以下の通りです。
- 高額なエコキュートがお得になる
- 比較的条件が緩く、併用がしやすい
上記を順番に解説します。
高額なエコキュートがお得になる
メーカーや機種によって異なりますが、エコキュートの相場は40万円~70万円となっており、一般的なガス給湯器に比べると高額です。
お湯を沸かすためのランニングコストが抑えられているので、10年以上使い続ければ初期費用の差額を回収したうえである程度の節約効果を期待できます。
給湯省エネ2025事業は、高額なエコキュートで最低6万円、条件によっては13万円~17万円の補助金が貰えるので、お得に購入したい方におすすめです。
例えば、三菱エコキュートの「SRT-S376」は販売業者によって異なりますが約50万円で販売されています。
「SRT-S376」はリモコンユニット次第ではありますが、給湯省エネ2025事業の加算要件AとBの両方を満たすことができる機種なので、補助金13万円を貰うことが可能です。
約50万円のエコキュートが約37万円で購入できるのは、かなりお得と言えます。
比較的条件が緩く、併用がしやすい
給湯省エネ2025事業のもう1つのメリットは、高額な補助金ながら比較的条件が緩く、国庫を財源としていない補助金との併用が可能なことです。
例えば、青森県青森市では「省エネ家電等買い換え促進事業補助金」という補助金制度を開催していました。「省エネ家電等買い換え促進事業補助金」の主な条件は以下の通りです。
- 青森市に住んでいる方
- 給湯器の買い替え
- 補助率4分の1で最大3万円
「省エネ家電等買い換え促進事業補助金」の場合、住んでいる場所と買い替えという制限があります。青森市外の方や新築住宅では補助金を貰うことができません。
また、エコキュートの補助金制度は市区町村レベルで開催されていますが、補助率が設定され、金額は5万円以下が多いです。
一方、給湯省エネ2025事業は住んでいる場所や住宅の種類、年齢などの制限がありません。
既存住宅のリフォームや新築住宅での設置など、さまざまなシーンで利用でき、補助金が6万円~13万円と高額なこともポイントです。
さらに、給湯省エネ2025事業は国庫を財源としていない補助金制度との併用が可能です。
「省エネ家電等買い換え促進事業補助金」は記事執筆時点で終了していますが、2025年度も開催した場合は、給湯省エネ2025事業と併用して補助金を両方から貰うことができます。
エコキュートを購入したい方は、給湯省エネ2025事業と併用可能な補助金制度が住んでいる地方自治体で開催されていないか調べてみましょう。
東北地方で利用できた補助金制度
基本的に、補助金制度は開催している地方自治体に住んでいる方が対象です。
地方自治体によって開催の有無や内容が異なるので、住んでいる場所によっては受けられない可能性があります。
また、前年度開催していても、2025年度は開催しないケースは珍しくありません。
次項より、東北地方と新潟県で2024年に開催していた補助金制度を順番に解説します。
青森県の補助金制度
青森県では、青森市で2024年に「省エネ家電等買い換え促進事業補助金」を開催していました。市内に在住の方を対象に、エコキュートへの買い替えをした場合に補助率4分の1で、最大3万円の補助金が貰えます。
記事執筆時点では、2025年度に同様の補助金を行うかは不明です。
岩手県の補助金制度
岩手県では、大船渡市で2024年に「大船渡市省エネ家電等買替え促進事業費助成金」を開催していました。市内に在住の方を対象に、エコキュートへの買い替えをした場合に補助率4分の1で、最大5万円の補助金が貰えます。
記事執筆時点では、2025年度に同様の補助金を行うかは不明ですが、2024年度に実施した際は8月1日~10月20日と募集期間が短かったので見逃さないようにしましょう。
また、岩手県東野市では2024年度に「令和6年度 遠野市スマートエコライフ推進事業」を開催していました。市内に在住の方で、市内業者と締結した場合にエコキュート1台につき2万円の補助金が貰えます。
記事執筆時点では終了したばかりの補助金制度のため、2025年度以降も開催するかは不明です。
宮城県の補助金制度
宮城県では、角田市で2024年度に「令和6年度スマートエコライフ推進事業補助金」を開催していました。市内に在住の方がエコキュートを購入した場合に、1台につき2万円の補助金を受け取れます。
本補助金制度では、太陽光発電システムや蓄電池も補助金の対象となっているので、2025年に揃えたいと考えている方は、定期的に市役所の情報を確認しましょう。
秋田県の補助金制度
秋田県では、秋田市で「令和6年度秋田市住宅リフォーム支援事業」を開催しています。市内住宅の増改築やリフォーム工事に対して5万円、または10万円の補助金が貰えます。
リフォーム工事にはエコキュートへの買い替え以外にも、建具やトイレなども含まれているので、複数のリフォームを行いたい方におすすめです。
なお、本補助金制度は記事執筆時点でまだ開催中のため、2025年度以降も開催するかは不明です。
新潟県の補助金制度
新潟県では、燕市で2024年度に「燕市住宅リフォーム助成事業」を開催していました。市内にある住宅をリフォームした場合、補助率10%で、上限10万円の補助金が貰えます。
本補助金制度は複数の工事の工事費が22万円以上という条件はありますが、補助金の上限が上がる場合もあるので、複数のリフォームを考えている方におすすめです。
記事執筆時点では2025年度も開催するかは不明ですが、2021年から続いている補助金制度なので可能性はあります。
東北地方でエコキュートを利用するメリット
東北地方でエコキュートを利用するメリットは以下の通りです。
- ランニングコストを抑えられる
- 災害時の備えとして活用できる
上記のメリットを得られることを考えると、エコキュートが高額でも、給湯省エネ2025事業と住んでいる自治体の補助金制度を活用して購入したほうが良いでしょう。
次項より、東北地方でエコキュートを利用するメリットを順番に解説します。
ランニングコストを抑えられる
エコキュートは電気と空気の熱を利用する給湯器で、一般的なガス給湯器に比べてお湯を沸かすためのランニングコストが抑えられています。
次の表は、青森県青森市でエコキュートとガス給湯器のランニングコストを比較したものです。
エコキュート | ガス給湯器 | |
---|---|---|
1月 | 6,998円 | 13,271円 |
2月 | 6,507円 | 12,203円 |
3月 | 7,015円 | 13,602円 |
4月 | 4,931円 | 12,442円 |
5月 | 4,669円 | 11,431円 |
6月 | 4,094円 | 9,934円 |
7月 | 3,568円 | 9,234円 |
8月 | 3,013円 | 8,641円 |
9月 | 3,274円 | 8,549円 |
10月 | 3,788円 | 9,311円 |
11月 | 4,247円 | 10,678円 |
12月 | 5,996円 | 11,944円 |
年間 | 58,100円 | 131,240円 |
東北地方は場所によりますが、お湯を沸かすためのランニングコストが高額になりやすいです。
エコキュートは空気の熱を利用する給湯器なので、寒い地方だと十分な性能を発揮できるとは言えませんが、それでもガス給湯器を利用し続けるよりもランニングコストを節約できます。
お湯を沸かすためのランニングコストを節約したいと考えている方は、エコキュートへの買い替え検討しましょう。
災害時の備えとして活用できる
東北地方は過去に大きな地震が発生し、台風や大雪などの自然災害の被害に遭いやすい傾向が見られます。
自然災害の内容によっては停電や断水が発生するため、災害時の備えとしてエコキュートの購入がおすすめです。
エコキュートは貯湯タンクユニットにお湯を溜めておく貯湯式給湯器なので、停電や断水で水が利用できなくなったとしても、貯湯タンク内部で溜めてあるお湯を生活用水として利用できます。
例えば、トイレの洗浄や手洗い、洗顔、簡単な洗い物などに活用できるため、非常時の生活の質を大きく向上させます。
さらに、エコキュートは太陽光発電や蓄電池と組み合わせることで、停電時でもお湯を沸かせる可能性があり、長期間のライフライン断絶にも対応しやすいです。
寒い地方での断水は深刻な被害をもたらす可能性があるので、エコキュートを購入して万が一の場合に備えましょう。
まとめ
以上が、給湯省エネ2025事業の解説になります。給湯省エネ2025事業は住ん長期間のライフライン断絶にも対応しやすいでいる場所や住宅の種類などで制限はないので、一定以上の性能を持つ給湯器を購入したい場合におすすめです。
また、国庫を財源としない地方自治体が主催する補助金制度との併用が可能なので、住んでいる場所によっては2種類の補助金を利用してエコキュートを購入できます。
東北地方はエコキュートの購入に関する補助金制度が多い傾向があるので、住んでいる市区町村の窓口で確認してみましょう。
「エコざんまい」は東北地方と新潟県を中心に展開しております。メーカー正規品を低価格で販売しており、専門知識を身につけたスタッフが対応いたしますので、東北地方でエコキュートを購入したいと考えている方は、ぜひご相談ください。