2023年9月5日
宮城県角田市の補助金制度は?スマートエコライフ推進事業補助金をわかりやすく解説
角田市は宮城県としては温暖な地域にあり、冬はあまり積雪がありません。そのため、電気と空気の熱を利用するエコキュートを設置しやすい環境と言えます。ただし、エコキュートは高額な住宅機器のため、導入するなら補助金制度の活用がおすすめです。
本記事では、宮城県角田市に住んでいる方が利用できるエコキュートの補助金制度を解説します。ぜひ最後までご覧ください。
宮城県角田市とは?
宮城県角田市は、日本の東北地方に位置する市です。2023年7月31日時点での統計によれば、人口は約27,049人で、市域の面積は約147.5㎢です。
宮城県南部にある角田市は山に囲まれた穏やかな気候で、市内を南から北にかけて阿武隈川が流れています。東北地方ではありますが、盆地状の地勢であるため積雪は少なく、宮城県内では温暖な地域です。
古くは養蚕が盛んな地域でしたが、現在は電機メーカーや自動車部品メーカーの進出が相次ぎ、アイリスオーヤマのプラスチック製品製造工場や宇宙航空研究開発機構の施設などがあります。
豊かな自然と田園風景が広がっている街で、角田滑空場ではグライダーの滑空を楽しむことができます。ほかにも、宇宙航空研究開発機構の「角田宇宙センター」があることから、宇宙の街としての魅力もあります。
宮城県角田市に住んでいる方が利用できるエコキュートの補助金は?
宮城県角田市に住んでいる方が利用できるエコキュートの補助金制度は「スマートエコライフ推進事業補助金」です。
角田市では、創エネ・省エネ関連の住宅設備の普及を推進しており、エコキュートや太陽光発電システムなどを設置する方に対して補助金を交付します。
次項より、スマートエコライフ推進事業補助金について詳しく解説します。
スマートエコライフ推進事業補助金の詳細
次の表は、スマートエコライフ推進事業補助金の主な概要をまとめたものです。
補助金制度名 | スマートエコライフ推進事業補助金 |
---|---|
補助対象者 | 以下の全てを満たしている方 ・市内に住所を有する方 ・市内において、居住する住宅や居住用の新築住宅に補助対象機器を設置した方、補助対象機器が設置済みの住宅を購入した方 ・市税などを滞納していない方 ・2023年1月1日~2023年12月31日までに購入や設置した方 |
補助対象機器 | 太陽光発電システム 定置用蓄電池 高効率給湯器 |
補助対象金額 | 太陽光発電システム:2万円~5万円 定置用蓄電池:補助対象経費の10分の1で、上限5万円まで 高効率給湯器:1台につき2万円 |
受付期間 | 2023年6月1日~2024年1月31日まで (予算額に到達した場合は、期間内でも受付を終了する) |
注意点 | 対象機器は複数でも申し込むことは可能だが、補助金の上限額は合計12万円まで 条件を満たした補助対象機器でないと補助は受けられない |
上記を順番に解説します。
スマートエコライフ推進事業補助金の対象者
スマートエコライフ推進事業補助金は以下の全てを満たしている方が対象者になります。
- 市内に住所を有する方
- 市内において、居住する住宅や居住用の新築住宅に補助対象機器を設置した方、補助対象機器が設置済みの住宅を購入した方
- 市税などを滞納していない方
- 2023年1月1日~2023年12月31日までに購入や設置した方
簡単にまとめると、宮城県角田市に住んでいて自宅に2023年1月1日~12月31日までに補助対象機器を導入した場合、税金を滞納していなければ補助金の対象者です。
なお、スマートエコライフ推進事業補助金では事業者の条件が設定されていないので、エコキュートや太陽光発電システムを市外の事業者から購入しても問題ありません。
スマートエコライフ推進事業補助金の補助対象機器と補助金額
スマートエコライフ推進事業補助金の補助対象機器と補助金額は以下のとおりです。
補助対象機器 | 補助金額 |
---|---|
太陽光発電システム | 公称最大出力1kW~2kW未満:2万円 公称最大出力2kW~3kW未満:3万円 公称最大出力3kW~4kW未満:4万円 公称最大出力4kW~10kW未満:5万円 |
定置用蓄電池 | 補助対象経費の10分の1で、上限5万円 |
高効率給湯器 ・エネファーム ・エコキュート ・エコジョーズ |
1台につき2万円 |
スマートエコライフ推進事業補助金では、太陽光発電システム、定置用蓄電池、高効率給湯器が補助金の対象機器となっています。
太陽光発電システムは出力に応じて2万円~5万円、エネファームやエコキュート、エコジョーズなどの高効率給湯器は1台につき2万円の定額制です。一方で、定置用蓄電池は本体費用と工事費用の1割が補助金額となります。
上限が5万円と決まっているので、本体費用と工事費用の合計で50万円以上の商品なら、上限5万円が貰える可能性はあります。
スマートエコライフ推進事業補助金の受付期間
スマートエコライフ推進事業補助金の受付期間は2023年6月1日~2024年1月31日までです。ただし、予算が尽きたら受付期間内でも終了となります。
また、補助金の対象となる工事期間は2023年1月1日~2023年12月31日なので、受付期間と異なるので注意しましょう。
スマートエコライフ推進事業補助金の注意点
スマートエコライフ推進事業補助金の注意点は以下のとおりです。
- 複数の対象機器を購入することは可能だが、補助金の上限額は合計12万円まで
- 条件を満たした補助対象機器でないと補助は受けられない
スマートエコライフ推進事業補助金は太陽光発電システムと定置用蓄電池、高効率給湯器の3種類が対象機器となっています。3種類の中で1種類だけ購入した場合でも補助金の対象になりますが、3種類同時に導入して申請することも可能です。
ただし、スマートエコライフ推進事業補助金で受け取れる補助金の上限額は合計12万円になります。スマートエコライフ推進事業補助金の補助金額は以下のとおりです。
補助対象機器 | 補助金額 |
---|---|
太陽光発電システム | 公称最大出力1kW~2kW未満:2万円 公称最大出力2kW~3kW未満:3万円 公称最大出力3kW~4kW未満:4万円 公称最大出力4kW~10kW未満:5万円 |
定置用蓄電池 | 補助対象経費の10分の1で、上限5万円 |
高効率給湯器 ・エネファーム ・エコキュート ・エコジョーズ |
1台につき2万円 |
上限は12万円なので、太陽光発電システムと定置用蓄電池、高効率給湯器を各1台ずつ導入しても問題ありません。しかし、定置用蓄電池を2台以上設置したい、エコキュートを2台設置しないなどの場合では上限を超えた分が補助の対象にならない可能性があるので注意しましょう。
また、すべての補助対象機器で補助金が貰えるとは限りません。スマートエコライフ推進事業補助金では、次の条件を満たした機器が補助対象機器になります。
補助対象機器 | 条件 |
---|---|
太陽光発電システム | 次の要件をすべて満たしている設備 ・低圧配電線と逆潮流有で連係し住宅等の屋根への設置に適したもの ・太陽光発電システムを構成する太陽電池モジュールの公称最大出力(日本工業規格又は国際電気標準会議等の国際規格に規定されている太陽電池モジュールの公 称最大出力をいう。)の合計値(キロワット表示とし、小数点以下第2位未満は、切り 捨てる。)が10キロワット未満の太陽光発電システムであるもの ・電力会社と電力受給契約を締結しているもの |
定置用蓄電池 | 次の要件すべて満たしている設備・再生可能エネルギー発電設備と接続しているもの ・1か所に固定して使用するもの ・蓄電容量の合計が1キロワットアワー以上のもの |
高効率給湯器 | 機器ごとの要件を満たしている設備 エネファームの要件 ・ガス等から燃料となる水素を取り出して空気中の酸素と反応させて発電し、発電時の排熱を給湯等に利用するシステムであって、一般社団法人燃料電池普及促進協会に機器登録がされているもの エコキュートの要件 ・自然冷媒(CO2等)を使用する空気熱源方式のヒートポンプ式給湯機であって、JIS基準(JISC9220)に基づく年間給湯保温効率又は年間給湯効率が2.7以上である機器であるもの エコジョーズの要件 ・潜熱を回収するための熱交換器を備えている給湯器 |
基本的に、太陽光発電システムと高効率給湯器は一定以上の性能の商品を購入すれば問題ありません。しかし、定置用蓄電池は要件に「再生可能エネルギー発電設備と接続しているもの」とあります。
定置用蓄電池の導入で補助金を貰いたいと考えている場合、太陽光発電システムやエネファームとの連携、あるいは一緒に導入する必要があると覚えておきましょう。
スマートエコライフ推進事業補助金と併用可能な補助金制度
スマートエコライフ推進事業補助金は他の補助金制度との併用が可能です。
エコキュートや太陽光発電システムなどの創エネ・省エネ住宅機器は国や地方自治体が補助金を出す傾向があります。例えば、経済産業省エネルギー庁が開催している「給湯省エネ事業」では、エコキュート1台につき5万円の補助金が貰えます。
給湯省エネ事業も他の補助金との併用が可能なので、スマートエコライフ推進事業補助金と併用すれば、エコキュートを購入する際に合計7万円の補助を受けられます。
また、宮城県では「令和5年度スマートエネルギー住宅普及促進事業補助金」を開催しています。エコキュートは補助の対象外ですが、太陽光発電システムは1件につき4万円、定置用蓄電池は1件につき6万円の補助金が支給されます。
ただし、補助金制度によっては、他の補助金との併用ができない可能性はあります。上記で挙げた補助金制度はスマートエコライフ推進事業補助金との併用が可能ですが、別の補助金制度を利用したい方は注意しましょう。
まとめ
以上が、宮城県角田市に住んでいる方が利用できるエコキュートの補助金制度です。
宮城県角田市に住んでいる方は「スマートエコライフ推進事業補助金」が利用でき、エコキュートのような高効率給湯器のほかに、太陽光発電システムと定置用蓄電池の導入時に補助金が給付されます。
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