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2023年12月15日

東北地方でおすすめのエコキュートは?東北地方でエコキュートを選ぶポイントも紹介

東北地方でおすすめのエコキュートは?東北地方でエコキュートを選ぶポイントも紹介

エコキュートは外気温の影響を受けやすい給湯器のため、東北地方のような平均気温が低い地域に設置する際は、選ぶポイントを知っておくと良いでしょう。

そこで今回は、東北地方でおすすめのエコキュートについて解説します。東北地方でエコキュートを選ぶポイントや、エコキュートを設置した場合のランニングコストなども比較しますので、参考にしてください。

東北地方ってどんなところ?

東北地方は本州最北部に位置しており、東西約170km、南北410kmの広さがあり、面積は約67,000㎢と広大です。青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県の6県で構成され、日本全国の18%、本州の30%を占めています。

中央部には南北を走る奥羽山脈に並行して多数の山地が連なっており、日本海側と太平洋側で大きく異なる気候特性を持っています。

例えば、同じ冬でも日本海側に位置する秋田県は曇りや雪、雨の日が多くなる傾向があり、太平洋側に位置する宮城県は晴れの日が多く秋田県ほど雪の降る量や頻度は多くありません。

東北地方の気候は?

春になると大陸の高気圧の勢力が弱まり、日本の東海上に太平洋高気圧が現れ、日本付近は低気圧と高気圧が交互に通過するようになります。そのため、東北地方は春になっても、寒暖を繰り返しており、ときには太平洋側に湿った大雪をもたらすため注意しましょう。

夏になると、梅雨前線が現れて既設の進行と共に東北地方を北上し、局地的な豪雨に見舞われる可能性が高いです。梅雨明け後は太平洋高気圧に覆われて安定した晴天が続きますが、沿岸地域を中心に曇りや雨の日が続く年もあります

ほかの地方に比べると東北地方の夏は短く、残暑が過ぎるとすぐに秋雨前線が南下します。また、年によっては北上する台風の影響を受けることがあり、東北太平洋側は9月が一年でもっとも降水量が多い月となります。

季節が進み気圧の谷が通過すると冬型の気圧配置が強まると高い山から雪に覆われ、日本海側では雨やみぞれの天気が増えていき、次第に冬へと移ります。

冬になると、東北日本海側は大陸から噴き出す冷たく乾燥した季節風の影響を受けて日照時間が少なく、雪の降る日が多くなります。一方、東北太平洋側は奥羽山脈があるため、沿岸地域や平野部を中心に乾いた天気になることが多いです。

つまり、東北地方の天候は日本海側と太平洋側で異なり、とくに冬は積雪や日照時間などに違いが生じやすいと覚えておきましょう。

東北地方でのエコキュートのランニングコストは?

エコキュートは電気と空気の熱でお湯を沸かす給湯器です。エアコンの室外機に似たヒートポンプユニットが外気を取り込んで圧縮し、高温を生み出してお湯を沸かします。

つまり、エコキュートは外気温の影響を受けやすく、住んでいる地域の気温によってランニングコストが変わる可能性が高いです。

次の表は、東北地方の6県での、同じエコキュートのランニングコストを比較したものになります。

青森県 秋田県 山形県 岩手県 宮城県 福島県
1月 5,733円 5,142円 5,500円 6,083円 5,333円 5,307円
2月 5,306円 4,836円 4,727円 5,563円 4,859円 4,782円
3月 5,720円 5,329円 5,034円 5,551円 5,057円 3,713円
4月 3,947円 3,522円 3,502円 4,661円 3,524円 3,309円
5月 3,651円 3,087円 2,959円 3,282円 3,400円 2,777円
6月 3,181円 2,478円 2,531円 2,601円 2,758円 2,313円
7月 2,800円 1,709円 2,059円 2,304円 2,247円 1,619円
8月 2,380円 1,470円 1,640円 1,776円 1,935円 1,350円
9月 2,560円 1,948円 1,979円 2,241円 2,142円 1,726円
10月 2,950円 2,644円 2,864円 2,904円 2,916円 2,618円
11月 3,391円 4,120円 4,161円 4,146円 3,244円 2,895円
12月 4,872円 4,816円 4,739円 5,377円 4,612円 4,759円
合計 46,491円 41,101円 41,695円 46,489円 42,027円 37,168円

実際のランニングコストはエコキュートの性能や家族の人数、設置する場所によって異なりますが、東北地方にエコキュートを設置した場合のランニングコストは年間約4万円前後になります。

ガス給湯器なら年間約10万円、灯油給湯器でも年間7万円前後かかることを考えると、エコキュートに買い換えたほうがランニングコストはお得です。

東北地方でエコキュートを選ぶポイントは?

東北地方でエコキュートを選ぶポイントは以下のとおりです。

  • 性能の良い寒冷地仕様を選ぶ
  • 利用したい機能で選ぶ
  • 家族の人数に合った貯湯容量を選ぶ

上記のポイントを順番に解説します。

性能の良い寒冷地仕様を選ぶ

エコキュートは外気を取り込んでお湯を沸かす給湯器で、一般地仕様はマイナス10℃までの環境で使用できますが、マイナス10℃を下回る地域では使用できません

マイナス10℃~マイナス25℃まで下がる地域の場合、寒さに強い寒冷地仕様のエコキュートの使用が推奨されています。

寒冷地仕様は貯湯タンクユニットに凍結防止ヒーターが内蔵されており、外気温がマイナス10℃を下回る次のような地域でも使用できます。

  • 北海道
  • 青森県
  • 岩手県
  • 秋田県
  • 宮城県
  • 山形県
  • 福島県
  • 栃木県
  • 群馬県
  • 新潟県
  • 長野県
  • 山梨県
  • 岐阜県

上記の都道府県で、1999年に政府が発表した「次世代省エネルギー基準」で次世代省エネルギー基準Ⅰ・Ⅱ地域となっている市区町村では寒冷地仕様を設置しましょう。

しかし、寒冷地仕様も機種によって性能が異なるため、お湯を沸かすためのランニングコストが違います。

例えば、青森県青森市に三菱電機の寒冷地仕様のエコキュートを設置した場合、ランニングコストは次のとおりです。

SRT-SK466UBD SRT-SK466UD SRT-WK466D
1月 5,733円 6,483円 6,937円
2月 5,306円 5,998円 6,417円
3月 5,720円 6,465円 6,917円
4月 3,947円 4,456円 4,764円
5月 3,651円 4,111円 4,388円
6月 3,181円 3,581円 3,822円
7月 2,800円 3,158円 3,375円
8月 2,380円 2,688円 2,874円
9月 2,560円 2,887円 3,085円
10月 2,950円 3,324円 3,549円
11月 3,391円 3,829円 4,094円
12月 4,872円 5,507円 5,891円
合計 46,491円 52,487円 56,113円

貯湯タンクユニットの容量と給湯方法は同じですが、給湯効率が違うため、お湯を沸かすためのランニングコストに差が生じています。

寒さが厳しくなるほどお湯を沸かすためのランニングコストは高くなると予想されるため、東北地方でエコキュートを選ぶ際は、性能の良い寒冷地仕様の商品がおすすめです。

利用したい機能で選ぶ

エコキュートは同じメーカーであっても、機種によって搭載している機能に違いがあります。例えば、同じ三菱電機の寒冷地仕様のエコキュートでも、搭載している機能は次のとおりです。

搭載している機能
SRT-SK466UBD ホットあわー
ハイパワー給湯
キラリユキープplus
バブルおそうじ
お天気リンクEZ
SRT-SK466UD ハイパワー給湯
キラリユキープplus
バブルおそうじ
お天気リンクEZ
SRT-WK466D お天気リンクEZ

ホットあわー」とは、入浴時にマイクロバブルが全身を包み込む機能で、入浴後まで温かさが持続して湯冷めしにくくなります。「キラリユキープplus」は深紫外線を活用して、残り湯の雑菌を除菌して、ヌメリや嫌なニオイの発生を抑制する機能です。

上記のような機能は、三菱プレミアムのPシリーズにあたるSRT-SK466UBDには搭載されていますが、シンプルベーシックのAシリーズにあたるSRT-WK466Dでは利用できません。

また、メーカーごと次のような独自機能があり、省エネ性能が高かったり、お風呂の時間を快適に過ごせたりします。

代表的な機能
パナソニック AIエコナビ
リズムeシャワープラス
ぬくもりチャージなど
三菱電機 ホットあわー
キラリユキープplus
ホットりたーんなど
ダイキン おゆぴかUV
ウルトラファインバブル入浴
温浴ボタンなど
コロナ 音声モニター
ふろ自動一時停止
高温さし湯など
日立 水道直圧給湯
ナイアガラ タフネス
きらりUVクリーン
シルキー快泡浴など
東芝 銀イオンの湯
光タッチリモコンなど

東北地方でエコキュートを選ぶ際は、搭載されている機能を比較して、ご自身に合った商品を選びましょう

家族の人数に合った貯湯容量を選ぶ

エコキュートは夜間に沸かしたお湯を貯湯タンクユニットに溜めておき、翌日に使用する貯湯式給湯器です。そのため、お湯を使いすぎてしまうとお湯が沸くまで使えなくなる、湯切れを起こす可能性があります。

湯切れを防ぐためには、家族の人数やお湯の使い方に合った貯湯容量の機種を選びましょう。

次の表は、貯湯タンクユニットのサイズと家族の人数の目安をまとめたものです。

貯湯タンクユニットのサイズ 家族の人数
370L 3~5人家族
460L 4~6人家族
560L 5~7人家族

湯切れを起こすと、エコキュートは電気量料金単価が高い時間帯にお湯を沸かそうとするため、ランニングコストが高くなる可能性があります。また、東北地方はほかの地方と比べてお湯を張る回数が比較的高いため、お湯の消費量も多いです。

そのため、エコキュートを購入する際は貯湯容量が大きいサイズを検討してみましょう。

まとめ

以上が、東北地方におすすめのエコキュートの解説になります。エコキュートは外気温の影響を受けやすいため、平均気温が低い東北地方ではなるべく性能の良いエコキュートを選ぶようにしましょう。

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